Spring Independent School Districts (ISD)は、ヒューストンの北20マイルに位置し、43校で34,000人以上の生徒が学ぶ多様性豊かな学区です。経済的に困難な家庭から通う生徒が多く、生徒の移動率も20%以上と高いため、Spring ISDでは家族・先生・スクール・リーダー間の強いコミュニケーションを維持するのに独特の課題がありました。この課題を解決し、生徒の成功を支えるための広範な取り組みの一環として、2023年に学区全体でClassDojoを導入しました。

一方通行から本当の交流へ

ClassDojo導入前、Spring ISDではBlackboardという一方通行のコミュニケーションツールを利用しており、保護者が先生と意味のある双方向の会話をするのが困難でした。また、先生ごとに未検証のコミュニケーションツールを使っていたため、データセキュリティや一貫性にも課題がありました。より安全かつ一元化され、コミュニケーションと教室運営の両方に対応し、高い生徒移動率にも合致したプラットフォームが求められていました。さらにIT部門では、他のプラットフォームは高価（4万ドル～12万ドル）なうえ、学区のニーズへの対応が不十分であることも問題視されていました。

先生やコミュニティから意見を集めた結果、ClassDojoが教育現場で最も多く活用されていることが明らかになりました。ClassDojoは先生とご家族の間の双方向コミュニケーションを容易にし、リアルタイムのフィードバックや信頼構築、家庭と学校の連携強化に繋がっています。また、シングルサインオン機能による高い安全性も確保しており、完全無料で利用できる点は、全米で最も学校予算が少ないテキサス州のSpring ISDにとって大きなメリットです。

一つのプラットフォーム、無限の可能性

Spring ISDの主な目標は保護者の関与強化であり、これは生徒の成功を最も左右する指標の一つとされています。ClassDojoにコミュニケーション手段を集約することで、家族がお子様の教育に積極的かつ簡単に関われるようになりました。先生は生徒の進捗や行動面のフィードバック、イベント情報などを直接共有できます。さらに、学校全体のイベントやリマインダーも簡単に送信できるため、保護者の出席率や関与が大幅に向上しました。

より楽しい教室

ClassDojoの多彩な特徴はコミュニケーションだけでなく、教室運営にも役立っています。先生はポジティブな行動にポイントを付与し、生徒の進捗を記録することで、従来よりも生徒の関心を引き、本校により前向きな環境を生み出すことに成功しました。

安全でプライバシーに配慮されたプラットフォーム

昨今はデータプライバシーへの意識が高まる中、Spring ISDでは生徒・ご家族の情報の安全性を最重視しています。ClassDojoの堅牢なセキュリティ体制により、機密情報を保護しながら、先生と保護者が安全で使いやすい環境でやり取りできるようになっています。

コスト効率の高いソリューション

多くの学区が赤字に苦しむなか、ClassDojoが無料で利用できる点は大きな利点です。他のプラットフォームが高額なサブスクリプションを求めるのに対し、ClassDojoはSpring ISDに強力なコミュニケーションツールを無償で提供しています。これは、テキサス州の学区の80%が赤字運営をしている現状でも特に価値があります。

急速な導入

ClassDojoの操作性と魅力的な機能により、Spring ISD校内で一気に普及しました。まずは小学校から導入し、100%利用を達成した後、中学校にも展開。優秀な利用校にはケアパッケージを贈ることで更なる利用意欲を刺激し、学区全体への定着を後押ししました。

手厚いサポート

ClassDojoのカスタマーサービスと継続的な支援もSpring ISDの評価ポイントです。トレーニングリソースや定期的なサポートが充実しており、「本当のパートナー」としてフィードバックや利用体験の改善にも取り組んでくれます。

まとめ

ClassDojoはSpring ISDにとって極めて効果的なツールです。家族の関与は大きく向上し、操作性や魅力的な機能で先生の教室運営も円滑化。利用状況や関与度の可視化によりアプローチの最適化が進み、安全かつコスト効率の高いソリューションの中で全てが実現しています。ClassDojoは家庭と学校の強いパートナーシップにより生徒の成功を目指すSpring ISDのミッションを支える重要な役割を担っています。